生まれて数日たったあやちゃん。もうちょっとで退院です。

前にあやちゃんはあまり泣かないと書きましたが、あれは誤報です。
この頃はミルクを規定量以上飲んでパワーをつけたのか、お腹が空いた時は泣きまくるようになりました。
あやしてもまったく泣き止まず、ミルクを持ってくるまでシュプレヒコールを続けます。
あやちゃんからすれば、自分はこんなに泣いてアピールしてんのになんでこいつらはミルクを持ってこないんだ、このノロマどもが、といった感じなんでしょうかね。

どんなにあやしても口を閉じさせようとしても絶対に泣き止まないあやちゃん。
１９４５年６月の太平洋戦争沖縄戦末期、敗残の日本軍と避難民が立てこもっていた沖縄本島南部轟の壕では、進退きわまった日本軍が泣き止まない避難民の赤ちゃんを殺してしまったことがあったという。
圧倒的な敵がすぐ近くにいて、発見されれば火炎放射器で皆殺しにされるという状況にもかかわらず全力で泣き続ける赤ちゃんにいらっときてしまったのだろうか。

しかし今は戦時中ではないのでミルクを持ってきて口を塞ぎます。
哺乳瓶を口元まで持っていくとぴたりと泣き止み、あやちゃんは瓶が空になるまで飲み続けます。
赤ちゃんは口で飲みながら鼻で息をするという高等テクニックが使えるので、哺乳瓶の乳首から口を離さずひたすら吸い続けることができます。 
瓶が空になってもちゅぱちゅぱ吸い続けるあやちゃん。離してくださいね。

お腹いっぱいになって満足しすやすやと寝だすあやちゃん。
ふう、 助かった。
と思ったら、オムツのあたりから音が・・・・・・。おそるおそる確認すると、やっぱりでした。
今度はこっちかい！　慣れない手つきでオムツ換えをすることになりました。
あやちゃんはあまりオムツの都合では泣かないので、察してやるしかありません。
あやちゃん、オムツはちゃんと替えてあげるから、今日はもう大人しく寝てくださいね。