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東京都北区にある、都内有数の桜の名所、区立飛鳥山公園。
この公園内には充実した遊具があると聞いたので娘のあやちゃんとともに行ってきました。
最寄駅は京浜東北線・南北線王子駅か南北線西ヶ原駅。
今回は西ヶ原駅側の入り口から入りました。
駅から本郷通りを北西に徒歩5分くらいです。
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飛鳥山公園は大きく三つのエリアに分かれています。
①石碑などが点在する飛鳥山の庭園エリア。
②子供が遊ぶ遊具等が揃っている児童エリア。
③飛鳥山博物館等資料館が並ぶ資料館エリア。
訪問時は時間がまだ早かったため資料館エリアの各資料館は閉館しており、今回は見学できませんでした。
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資料館の隙間には女性の像が建てられていました。
「平和の女神像」という名前らしく、1972年の日中国交正常化を記念して建立されたものとのこと。
しかしいま日中関係は、歴史問題や尖閣諸島問題などで冷え込んでいます。
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資料館のひとつ、飛鳥山博物館の対面には広場があります。
早朝の時間だったためか、地面に霜が降りていました。
この霜を踏む感触がなかなか気持ちよい。
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その広場の隣が子供たちの遊具がたくさん置かれている児童エリアになっています。
ん? あれ、なんだか人がたくさんいるぞ。
こんな朝っぱらから何をやっているんでしょうか。
高齢の方ばかりのようですが……
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よく観察してみると、どうも太極拳の練習をしている団体のようでした。
ラジカセを持ち込んでいるのか、中国風の音楽も公園内に響いています。
私は太極拳に特に興味なかったので、娘とともに太極拳をする人たちの合間をぬって園内を見て回りました。
さて、遊具はどの程度のクオリティでしょうか。
以下、公園の遊具等を紹介します。
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園内に点在する、動物を模した遊具たちです。うーん……
全体的に古臭く、あまり整備されていない遊具といった印象でした。
けっこう年季が入っていて、塗装が所々はげています。
奥の茶色やピンクのうさぎなんかまだらになってゼニガタアザラシみたいになってしまっています。
手前のシロクマも首を下げてショボーンとした元気のない感じです。
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このキリンは首を下げすぎて、なんだか人生に負けたみたいな感じだ。
もっと胸を張って生きようじゃないか。
頭頂部が禿げているけど。
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動物の像の中には、よくわからないけれどマーメイドもいました。
しかしこちらも塗装がはげはげで見るも無惨になっている。
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特に顔がやばい。
夢に出てきそうな崩壊っぷりだが、目の位置を見るにもともと残念な顔であったかもしれない。
お化け屋敷にいても十分通じるレベルと思われます。
この顔でいつも子供たちを見守っているのか。
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そんな動物(?)たちの中、象だけは滑り台を背負わされるという労役を科せられています。
なんでもいいが、子供たちが使う滑り台に荷物をおくのはいかがなものか。
太極拳の練習もいいですけどね……
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こちらは定番の遊具、ジャングルジムです。
今見るとどうして昔はあんなに遊べたんだろうと疑問に思うくらい単純な遊具です。
ただの棒が組み合わさった、工事現場の鉄骨のミニバージョンにしか見えません。
それは多分、私自身の物事を楽しむ力、想像力がなくなったからなのでしょう。
せめて娘には、その力を持ち続けてほしいものです。
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園内には遊具だけでなく車両も展示されています。
こちらは東京都交通局6000形電車6080号。
昭和53年まで都電荒川線で使用されていたものらしいです。
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こちらは国鉄D51形蒸気機関車853号機。
手前の船もどきが若干気になりますが、関係ありません。
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車両の解説はこれ。
履歴書のように簡潔だが、簡潔過ぎて子供が読んでもわからないのではないか。
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国鉄D51形蒸気機関車853号機は中のエンジン部を見学できます。
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さて、最後に公園の中央に陣取る、お城のような巨大滑り台に登ります。
巨大でカラフルと、子供が喜びそうな遊具ですね。
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城の中央にあるこの螺旋階段を上がると、頂上に出ます。
子供の遊具のためか、この場所は天井がかなり低いです。頭上注意。
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階段を上って城の頂上に出ました。
頂上から公園が一望できましたが、今は太極拳を練習するご婦人方ばかりが見えます。
しかし太極拳って、剣みたいなのを使うんですね。
ちなみにここから、公園内のどの方角を見ても太極拳の練習をする人たちが見えました。
_囲まれている!?
さらに中国風の音楽が周囲から鳴り響いてきていて、まさに四面楚歌。
娘よ、娘よ。おまえをどうしたらいいのか。
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項羽のごとくするわけにもいかないのでここから脱出します。
娘を抱えて四面楚歌の状況から滑り台で脱出です。
まるで消防訓練みたいですね。
こうしてみると勾配が急でかなりの迫力ですが、思い切って滑ります。
それいけっ!
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滑ってみると、お城の滑り台はかなりスピードが出ました。
小さい子供には危ないと思います。
娘はまだ小さいので、公園からちょっと離れた場所にぽつんと置いてある「あすか号」とかいう遊具の滑り台で遊ぶことにしました。
距離は短く高さもない滑り台ですが、意外とスピードが出て楽しかったです。
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ひととおり遊具を楽しんだので、今度は庭園エリアの方に行ってみます。
庭園エリアに向かう途中で、さっきのがっくりしたキリンの頭の上でストレッチをしている太極拳後のおばあさんを見つけました。
なるほど、ああいうふうに使うのかとちょっと感心。
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そんなわけで飛鳥山北側の庭園エリアに入りました。
まだ早朝であり、人通りは少ないですね。
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庭園エリアには石碑がいくつかあります。
最初に見つけた石碑がこれ。
明治37年というと西暦では1904年であり、そのころの戦争といえば日露戦争ですね。
多大な犠牲を出しながらも勝利した戦争であるためか、日露戦争の戦没者記念碑はよく見かけます。
犠牲者でいえば太平洋戦争の方が圧倒的に多いのですが…
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続いて、1737年に建立されたという、飛鳥山の由来を記してある飛鳥山の碑。
あまりにも難解な漢文が書かれており、建立された当時である江戸時代から読めない石碑だったらしい。
飛鳥山公園は、徳川吉宗が江戸に桜の名所が少なく花見の時期に混乱が起きることを憂い、庶民が安心して桜の花見ができる場所として享保の改革の一環として整備・造成を行った公園です。
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桜の賦の碑。
佐久間象山の作である「桜賦」の詩歌が刻まれています。
碑にしたのは門弟の勝海舟。
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唐突に聖観音菩薩像が建っていたりもします。
何の説明もないためなぜここにあるのかわかりませんが、水と軍手があるところをみると定期的に清掃されているようです。
よくみると足下に小銭も置かれている。
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明治維新百年植樹記念碑。
飛鳥山公園多目的広場の飛鳥舞台付近にあります。
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多目的広場ではやはりというべきか太極拳の練習に取り組む方々がいらっしゃいました。
グループごとに住み分けがされているようです。
この多目的広場、桜の咲く時期には飛鳥山名物桜祭りの主祭場になります。
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こちらは去年の桜祭りの様子です。
去年の桜祭りのテーマは「琉球」で、飛鳥舞台ではエイサーが披露されていました。
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飛鳥山公園の一番奥は展望台になっており、飛鳥山の標高、25.4mと書かれた石碑があります。
これは東京で一番低い山とされる港区の愛宕山(25.7m)より低い。
しかし飛鳥山は公式には山扱いになっていないようです。
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ちなみに飛鳥山山頂展望台には、王子駅側からならあすかパークレール・アスカルゴに乗って簡単に到着できます。
運賃はかかりません。
飛鳥山には西ヶ原より王子の駅を使った方が、駅からも近いしモノレールもあるしで行きやすいですね。
(訪問月2015年1月)

(以下2015年2月追記)
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その後、たまたまアスカルゴに乗る機会がありましたので追記したいと思います。
あすかパークレール公園入口駅から山頂駅まで利用しました。
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あすかパークレールは公園入口駅から山頂駅まで約50m、時間にしておよそ2分です。
停車場には人がいますが、車掌はおらず無人運転になっています。
雰囲気的にはちょっと変わったエレベーターといった感じ。
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アスカルゴが動き始めると北区アンバサダー、倍賞千恵子さんの車内アナウンスが流れます。
アンバサダーとはなんぞや、と思って調べてみると「親善大使」の意味らしい。
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短距離、短時間の車窓の旅でしたが、斜め上方に移動するアスカルゴの乗り心地はよく、とても楽しかったです。
毎日通勤とかで使ってもいいくらいです。
もっともあすかパークレールの稼働時間は午前10時〜午後4時ですが。