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豊島区駒込にある、門と蔵のある広場に行ってきました。
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この日、駒込染井地区の「門と蔵のある広場」にある普段は公開されていない蔵、旧丹羽家住宅の蔵の中が公開されていたので訪問してきました。
旧丹羽家住宅蔵は知名度こそありませんが、国有形登録文化財です。
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門と蔵のある広場はそのネーミングの通り、敷地内に門と蔵があります。
旧丹羽家住宅蔵の他にあるのが、この旧丹羽家腕木門。
腕木と呼ばれる梁で屋根を支える腕木門形式の門で、江戸時代後期に建てられたものと推定されています。
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腕木門の近くには旧丹羽家住宅蔵が建っています。
丹羽家は、江戸時代から明治後期にかけて、染井を代表する植木職人の家であったという。
この蔵は、丹羽家8代目の茂右衛門が昭和11年にもともと木造造りだった蔵を鉄筋コンクリート造りに建て直したものです。
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平日はこの蔵は公開されていない『開かずの蔵』です。
開かずの蔵とかいうと怖い話で、頭がおかしくなってしまった人や望まれない子供が隔離されていそうな感じですが、実際に行ってみると閑静な住宅街の広場にある、明るい雰囲気の蔵です。 
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今回は、蔵の中で駒込小学校と仰高小学校の生徒が描いた絵画が展示されて、そのイベントに伴い蔵が公開されているという。
公開時間は土日祝日の午前11時から午後4時。
蔵の中にはボランティアの方が一名待機していて、蔵の話などを教えてくれます。
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蔵の内部はこのようになっています。
白い漆喰が塗られた壁は、ちょっと汚れて時の流れを感じさせながらも美しく保たれ、保存状態はすこぶるよい。
蔵の中を見学しに来た者として残念なのは、作品を展示するために壁の前に一枚板が設置されていて、壁がよく見えないことです。
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蔵に入って左手に小学校生徒による作品が並んでいます。
正直絵画を見に来たわけではないので特に感想はありません。
…ん?
この展示板の向こうに、階段のようなものがあるのが展示板上の隙間から見えました。
板の隙間に身体をねじ込んでみてみます。
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やはりありました、二階への階段です。
二階はどうなっているんでしょうか。
ボランティアの方に伺ったところ、かつてこの二階に着物が保管されているのを見た人がいるそうです。
確かに着物は、通気性のいい二階に置いた方が良さそうですね。DSC_0227
ちなみにこの蔵は地上二階と地下一階の三層構造になっています。
公開されているのは地上一階部分だけですが、蔵の外を回ると地下への扉を確認できます。
少し前まではこの扉も開いたそうですが、今は完全に締め切られています。
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地上一階入り口に近い方の地下扉。
こちらの地下室にはかつて、炭なんかが保管されていたそうです。
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こちらはもうひとつの地下扉。
こっちには食器なんかが保管されていたらしい。
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また蔵の外壁には緑のL字型の突起がたくさんついています。
あれはなんですかとボランティアの方に質問すると、どうも折れ釘と呼ばれるものらしく、かつてはこの釘に板やロープを渡し、そこを大工が足場にして壁や屋根の補修にあたっていたらしい。
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旧丹羽家住宅蔵の中には、桜の絵も展示されていました。
このあたりはかつて駒込染井村と呼ばれ、江戸時代から多くの植木職人が住み、現在まで桜の名所です。
桜の咲くころ、この旧丹羽家住宅蔵付近は桜が咲き誇り、蔵も毎日公開されているとのことです。
またそのころ、桜を見に来ながらここに来たいと思います。
今度は展示板がない状態で蔵を見たいものですね。
(訪問月2015年2月)

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(2015年3月・桜の時期の丹羽家住宅蔵)