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足立区花畑にあるビオトープ公園、桑袋ビオトープ公園を訪問してきました。
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ビオトープとは、最近よく聞くようになった、いわゆる時の言葉で、ビオ(生き物)とトープ(場所)を組み合わせた環境用語です。
地域の野生の生き物たちが自立して生息、生育できる空間を意味します。
都会から消えていった生物たちを呼び戻そうと、彼らが帰ってこれる環境を整えた場所を意味します。
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桑袋ビオトープ公園は、かつて自然が豊富だった足立区の姿を取り戻そうと、学校の跡地に作られた公園です。
生き物を持ち込むのではなく、環境を整えることで自然に生き物が集まり育っていく場所づくりを目標としています。
水辺の調査や、ザリガニの試食会等、子供向けのイベントも毎月行っているようです。
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桑袋ビオトープ公園の中央には、大きなため池があります。
よく目を凝らして池をのぞき込むと、モツゴという小さな淡水魚が泳いでいます。
こういう魚も、持ち込んできた魚でなく、もともといた魚が繁殖したもののようです。
もともとモツゴがいたのは、ここが学校跡だったからでしょうか。
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またため池ではザリガニとりができます。
外来種であるアメリカザリガニは、増えすぎると生態系を破壊してしまうため、間引きが必要になります。
子供が大きくなったらやらせてみたいですね。
今はザリガニなんてなかなか見つけられないし。
昔は側溝とかあさるとたくさんいたもんですが、今は閉められてしまっていますね。
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ザリガニとりをする場合は桑袋ビオトープ公園奥にあるあやせ川清流館で申し込みます。
ビオトープ公園で見られる生き物も展示されているようなので、行ってみます。
ちなみに入館料は無料です。
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あやせ川清流館の館内です。
中はとても真新しく、きれいな施設でした。
桑袋ビオトープ公園は今年で開園10周年とのことですが、この建物は新築されたものかもしれません。
こんなにきれいなら子供を遊ばせに来て、自分はここでのんびり職員の方とだべっているのもいいかも。
奥に公園内で採取された生き物が展示されています。
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展示されている生き物、アオダイショウ。
昔は公園とかでニョロニョロ這い回っていましたが、今は23区内ではなかなか見かけることはできません。
蛇は日本では、毒持ちはハブ、マムシ、ヤマカガシくらいしかおらず、都市部にいる蛇は危険性はないのですが、なぜか嫌われていますね。
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モツゴとスジエビです。
ため池で採れた生き物で、スジエビはお腹に卵を抱えている個体がいます。
モツゴは砂利やコンクリートに適応し、水質汚濁や環境変化への適応力が高いが、近年外国から持ち込まれたブラックバスやブルーギルなど外来種によってその個体が減っているという。
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というわけで、安易に池や川などに生き物を放すのはやめましょう。
ちなみに1960年、ブルーギルを持ち帰り、水産庁に寄贈したのは外遊中だった当時の皇太子明仁親王であり、今上天皇です。
このブルーギルが現在、日本全国に広がり日本の池や湖の生態系を脅かしていることに、今上天皇は大変心を痛めているという。
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桑袋ビオトープ公園の地下には国が管理運営している桑袋浄化施設があり、この施設では伝右川に流れる汚水を浄化し、綾瀬川に流しています。
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浄化施設の中にはたくさんの礫(石)が詰まっており、汚水をそこに流し込むことによって礫に汚れを付着させ、水から汚泥を取り出すという。
水槽のフィルターみたいなものですね。
普段、何気なく見ている河川ですが、こうした地道な努力によって清流を取り戻そうとしています。
私が子供のころの川は真っ黒な川ばかりでしたが、最近緑色になってきているのは、このような努力のおかげでしょうか。
(訪問月2015年5月)