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東京都北区岸町二丁目にある、ちんちん山児童遊園を訪問してきました。
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現在地はJR京浜東北線王子駅の近く、マップ上でオレンジ色の吹き出しがついている場所です。
王子の名所『名主の滝公園』の北側を走る都道455号線の高架下に、ちんちん山児童遊園という小さな公園があります。
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ちんちん山児童遊園は真ん中に公園名を記した大きな石と、その奥に石のアーチがあるだけの小さな公園です。
一見、なんでもないただのミニ公園なんですが、実はこの公園の中に軍事遺跡があります。
戦前、王子区(現在は北区の一部)に東京第一陸軍造兵廠等、陸軍の複数の兵器工場があったころ、この場所には軍需物資を運ぶための軍用鉄道が通っていました。
ちんちん山児童遊園の「ちんちん山」は、この軍用鉄道がJRの線路の上を通るために盛られた土手「ちんちん山」が由来となっており、そのちんちん山の「ちんちん」はその上を走る軍用鉄道がチンチンと音を鳴らしていたことから名づけられました。
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園内には当時の様子を知らせるための、産業考古学探索路の説明板があります。
戦前まで王子周辺には、東京第一陸軍造兵廠の十条工場滝野川工場、東京第二陸軍造兵廠の板橋工場と王子工場、堀船倉庫がありましたが、その間で物資を運搬していたのがこの軍用鉄道です。
そしてこのちんちん山児童遊園は、かつての軍用鉄道線路のちょうど真ん中に位置しています。
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園内奥にあるこちらのモニュメントは、軍用鉄道が走っていた土手を東十条方向から名主の滝方向へ通り抜けるために作られた石組みのトンネル「南橋トンネル」の出入り口にあったものでした。
このモニュメント、現在は軍用鉄道が走っていたちんちん山の向きと同方向を向いていますが、もともとは90度横の、ちんちん山を貫くためのトンネル入口です。
軍用鉄道が走っていたことの記念として、トンネルの一部が今もこうして公園に残されています。
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モニュメントの上部には、三種の団子を三角形の形に並べ、その上にもう一つ団子を乗せたようなマークがあります。
このマークは、当時関東の陸軍兵器工場を管下に置いていた東京砲兵工廠のマークです。
敗戦により、日本が軍事国家だったころの物を記念に残すのが難しかった中、このような形で何気なく歴史を残しておく北区は素晴らしいと思います。
(訪問月2015年9月)