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新宿区西早稲田にある、早稲田水稲荷神社を訪問してきました。
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東京メトロ東西線早稲田駅から徒歩10分くらいの位置にある早稲田水稲荷神社。
この稲荷神社には狐様を祀った「狐穴」があるというので見学しに来ました。
早稲田水稲荷神社の歴史は古く、その創建は941年。
水稲荷神社は、かつては富塚神社と呼ばれていましたが、1702年に霊水が湧き出たことから水稲荷神社に改称され現在に至っています。
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その水稲荷神社の社殿の裏側。
整然と掃除されていた社殿の裏側に、突然お稲荷さんたちがたくさん鎮座している小山が現れます。
木々が鬱蒼として薄暗い小山の中に、奥宮とそれを守るような狐の像が点在する光景が見られます。
神様がいる場所は、確かに人工的な社殿ではなく、こんな山なのかもしれない。
ちなみにこの小山は、もともと早稲田大学構内にあった「富塚古墳」を移築したものです。
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その富塚古墳には、横穴が空いています。
この穴はお狐様たちが棲まうという「狐穴」です。
稲荷神社には、花園稲荷神社王子稲荷神社のように、このような「狐穴」があることは珍しくありません。
蛇の化身である弁天様と同じくらい、狐様も洞窟率が高いです。
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お稲荷さんの洞窟自体は珍しいものではないんですが、この狐穴はちょっと変わっています。
なんと、洞窟の中に鳥居があるのです!
最初は小稲荷さんたちに気を取られていて気が付かなかったのですが、ふと顔を上げるとまるで小稲荷さんたちのバックボーンのように鳥居が真後ろに立っていてびっくりしました。
鳥居は「俺をくぐれるものならくぐってみろ」と言わん気な態度でこちらを見返しているような感じです。
さすがにあの鳥居はくぐれそうにありませんね。
(訪問月2013年6月)