DSCF3246
神奈川県横須賀市猿島にある、東京湾に浮かぶ無人島、猿島。
猿島は横須賀の三笠公園内にある三笠桟橋から、定期船で約10分で到着します。
猿島には第二次世界大戦で日本が敗戦するまで、東京湾要塞の一角として猿島砲台が築かれていました。 
DSCF3240
この島をかつて帝国海軍が管理していたことを示す石柱。
崩壊防止のためか、真新しい鉄柱で守られています。
猿島砲台が築かれたのが幕末のことで、明治期に入ると陸軍省と海軍省の所管になって帝国軍が駐留していました。
しかし太平洋戦争の終戦まで、この島が戦場となることはありませんでした。
DSCF3241
太平洋戦争で日本が敗北すると猿島はアメリカに接収され、その後、紆余曲折を経て最終的には国から横須賀市に無償譲渡されることとなります。
猿島は猿島公園として一般開放され、「エコミュージアム猿島」などというちょっと微妙な名前を付けられて現在に至っております。
釣りに来る人、バーベキューに来る人など、たくさんの人が訪れているようです。
DSCF3212
猿島内部に入っていきます。
こちらはさっきの地図での「切り通し」の部分です。
右手にあるのは猿島要塞の兵舎跡。
一般向け公園のためか、木製の歩道が整備されています。
DSCF3216
弾薬庫跡。
猿島の建造物のレンガ積みは、レンガの長手と小口を交互に積み合わせる「フランドル積み」となっています。別名フランス積み。
これに対して、小口積みだけの段、長手積みだけの段を交互に積んでいくのがイギリス積みです。実用的なイギリス積みに対し、見た目が美しいフランス積み。
DSCF3218
「愛のトンネル」という名前がつけられてしまったトンネル。
もともとは猿島砲台の司令部などが入っていた、猿島砲台の中枢部。
あまりに暗いのでカップルが手を握り合うから愛だとかなんだとか。
DSCF3235
展望台跡。
崩壊の危険のためか立ち入り禁止になっています。
立ち入り禁止のチェーンが雑で、ちょっと気味が悪いですね。
DSCF3221
猿島には様々な人がやってくるようで、この日はダンスの練習をしている若い女子グループがいました。
何もこんなところでやらんでも……とも思いましたが、 誰にも邪魔されず、誰にも迷惑をかけないという意味では、絶好の場所かもしれませんね。 
(訪問日‎2012‎年‎10‎月‎10‎日)