葛飾区にある水郷公園、水元公園を娘のあやちゃんとともに歩いてきました。
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建物が密集する帝都東京で、嘘のような広大な敷地をもつ葛飾区の水元公園。
敷地面積は約86ヘクタールあり、のどかな水郷風景を満喫できます。
また、園内にはポプラの並木道やメタセコイアの森、中央広場、釣り場、花菖蒲園などがあり、一日では回りきれないほど散策どころの多い公園です。
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水元公園の中心には「小合溜井」という巨大な池があります。
小合溜井は、江戸時代に川をせき止めて造られた用水池で、「水元」の由来はこの池によって周辺地域が潤されたことから来ています。
しかし帝都の宿命と言うべきか、池の水はそれほどきれいには見えません。
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池のほとりに、珍しい野鳥を発見しました。
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どうやらアオサギのようです。
水元公園では、帝都においては非常に珍しいこんな野鳥が、普通に公園内を飛び交っています。
アオサギは一歩も動かず、池で釣りをしているおじさんにじっと熱い視線をおくっていました。
水元公園の池のほとりにはたくさんの釣り人がおり、アオサギは釣った魚をよくもらっているのか、やたら人慣れしている様子です。
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あやちゃんもおじさんに負けじと、釣りをやってみることにしました。
Procambarus_clarkii9284477アメリカザリガニ
獲物はこいつです、アメリカザリガニ。写真はWikipediaより出典。
アメリカザリガニ、昔は雨水用の側溝などにたくさんいましたが、今は蓋をされてしまい見かけることはなくなってしまいました。
しかしアメリカザリガニはどぶ川でも生きられる生命力の強い甲殻類で、現在では日本の在来種を脅かす外来生物として日本の侵略的外来種ワースト100にランクインするほどに繁殖しているんだとか。
なお日本固有のニホンザリガニは、関東以西には棲息していません。
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アメリカザリガニがいそうな沼を探して水元公園内を探索します。
日本のアメリカザリガニはもともと、昭和初期に食用として輸入されたウシガエルの餌として20匹がアメリカから輸入されたことが始まりです。
しかし結局、もともとカエル食の文化のなかった日本ではウシガエル食は広まらず、その時のウシガエルとアメリカザリガニが日本中に繁殖し、今や両者ともに在来種を脅かす侵略的存在になっているという。
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公園内をうろうろしていると、やがてアメリカザリガニが多数棲息していそうな沼を見つけました。
菖蒲園とそれに付随する沼があり、その上を花菖蒲見学用に渡しているウッドデッキがあります。
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ウッドデッキから沼を覗き込んでみると、ヘドロが渦巻くような小汚い沼の中に、何匹かのアメリカザリガニが蠢いていました。 
他に水生生物は見あたりません。
この水質で棲息できるのは、どうやらアメリカザリガニだけのようです。
なんともたくましいですね。
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棒っきれに凧糸を巻きつけ、糸の先に重しのクリップと餌のさきイカを付けて投下します。
アメリカザリガニの近くにさきイカを置いてやると、アメリカザリガニはあまり警戒心もなく食いついてきます。
ザリガニを餌に噛みつかせ、水面から出す時が勝負どころ。
…よっと!
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真っ黒なヘドロの中から、アメリカザリガニが二匹釣れました。
ドロにまみれてザリガニ本体も真っ黒で、かなりどぶ臭いです。
これではアオサギも食べないでしょうね…
しかしあやちゃんは、生まれて初めて見るアメリカザリガニに大喜びでした。
「ザリガニ!」とまだ発音できないので「だりがに!」と言ってはしゃいでました。
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という感じで、ちょっぴり都会臭い自然と触れ合える水元公園。
子供を連れて遊ばせるには絶好の場所と思われます。
水元公園はJR常磐線金町駅から徒歩25分かかり、公園周辺の道路は狭くて危ないというアクセスの悪さがネックではありますが、帝都・東京砂漠にもこんなオアシスがあるんですよと、自慢できる水と緑のスポットです。
休日などにご訪問されてはいかがでしょうか。
(訪問月2016年5月)