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静岡県伊東市にあるテーマパーク、伊豆シャボテン公園を歩いてきました。
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伊豆シャボテン公園は伊豆高原の大室山の麓に位置する、動物&サボテン展示をメインとするテーマパークです。
広大な公園内には五つのサボテン用巨大温室や、カピバラをはじめとする各種動物が放し飼いになっている広場が多数存在し、丸一日滞在していても飽きないところです。
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園内ではこんな感じに、動物たちが柵を無視して放し飼いになっています。
特にインド孔雀は自分たちの広場さえ持たず、あらゆる場所でのっしのっしと我が物顔で歩いています。
慣れているのか、人間が近づいても「人間うざい」という顔をされて避けられるくらいで、あからさまに逃げられることはありません。
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野鳥や各種動物がのんびり暮らす穏やかな園内。
動物放し飼いの伊豆シャボテン公園は普通の動物園とは違い、動物を間近で感じることができます。
ふれあいペットガーデンの広い敷地&動物多数版ですね。 
大きなスペースの取れない帝都にはない、ゆるい動物園です。
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こちらはケヅメリクガメ。
足立区生物園で見たものよりさらにでかいリクガメを、手が触れるほどの距離で見るあやちゃん。
柵こそあるものの、ガラス越しに見る動物園とは一味違います。
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オーストラリアの動物、カンガルー。
園内のあちらこちらには、200円くらいで買える餌が置いてあり、その餌箱の近くにいると動物にじっと凝視されることがあります。
「ん? 餌か? 餌くれんのか」いや期待させて申し訳ない。
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本日のベストショット、ワラビーのツーショット。
カンガルーがいるカンガルーの丘には、カンガルーの他ワラビーやエミューといったオーストラリアの動物がひとまとめになって放し飼いになっています。
ワラビー、まるまるしていておいしそうですね。食べませんけど。
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屋内施設「わくわくモンキーハウス」二階には、「タッチdeZoo」という小動物と触れ合えるコーナーもあります。
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こんな生き物も手に乗せることができます。巨大ゴキブリ、マダガスカルコックローチ。
ゴキブリは苦手ですが、このマダゴキはダンゴムシのようにのっそりしていてとてもかわいい感じです。
そんなにゴキブリとフォルムは違わないのですが、嫌悪感をほとんど感じません。
やはりあいつは、あのスピードが気持ち悪いのでしょうか。
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こちらは伊豆シャボテン公園の人気動物、カピバラ。
でかいネズミみたいなものです。
カピバラには初めて触りましたが、水を弾くためでしょうか、毛は少しぬめっとする油っこい感じでした。
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伊豆シャボテン公園といえばこれ、カピバラの露天風呂です。
真冬になるとカピバラで埋まるという名物露天風呂ですが、今日は一匹も入浴していません。
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カピバラたちは露天風呂の近くで、みんなまとまって寝てました。
行っても必ずお湯(水)に浸かったカピバラが見れるというわけではないようです。
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とまあ、簡単に伊豆シャボテン公園を紹介しましたが、今のはあくまでも前哨戦です。
このテーマパークの本当の魅力は、園内全体に漂うメキシコ臭です。
園内にはメキシコ原産と思われる様々なサボテンが植えられていたり、メキシコから贈られたというマヤ・アステカ文明の遺跡が置かれていたり、メキシコで流れているだろうと思われる音楽が鳴り響いているなど、全体的にメキシコを意識した創意工夫がなされています。
メキシカンな雰囲気に浸れること請け合いです。
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ここは約5000年前にあった大室山の噴火でできた岩壁を利用し、大量のサボテンやオルメカの遺跡を配置して造ったロックガーデンです。
中央には、紀元前1200年~300年くらいにメキシコ湾岸で興ったというオルメカ文明の遺跡(レプリカ)、オルメカの巨石人頭像が陣取っています。
このオルメカの巨石人頭像は1973年、メキシコ連邦特別区から拝領した由緒あるものであるとのこと。
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「かお、おっきい!」
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アステカのカレンダー。太陽石とも呼ばれる、アステカ文明の暦石です。
1521年、スペイン軍の侵略により滅ぼされたアステカ文明ですが、アステカには、1年間を365日とする太陽暦のほかに、1年を260日で計算する太陰暦があり、この2種を組み合わせて13年を単位とする52年一世紀の暦法があったという。
この巨大なカレンダーにはその暦法の計算方法が刻まれています。
園内の各所にはこんなふうに、メキシコ文明の遺跡がさも本物のように配置されています。
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伊豆シャボテン公園のシンボル、 半獣半鳥の高原竜ヒドラの像。
いかにもメキシコにいそうな獣ですな。
伊豆シャボテン公園はウルトラマンや仮面ライダーなど特撮のロケ地としても有名で、この高原竜もヒドラとして出演しています。
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ヒドラの像の足下は、巨大サボテン温室への入り口です。
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サボテンの温室は大きく5つに分けられており、メキシコ館、マダガスカル館、森林性シャボテン館、アフリカ館、南アフリカ館で構成されています。
伊豆シャボテン公園では世界中から集められた約1,500種のサボテンが生育されているという。
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温室の中はこのような形になっています。
噴火でできた溶岩の岩山に棘だらけのサボテンが隙間なく生えている様は、さながら「地獄」にあるという針の山のようです。
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温室の中にあったペアのサボテン「しゃぼお」と「しゃぼこ」。
「や」を「よ」に変えるとかなり残念になってしまうネーミングです。
しかししゃぼおとしゃぼこの外観は実に陽気なもので、こんな針の山のような殺伐とした世界でも、陽気さを忘れないメキシカンな雰囲気があるような気がする。
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こちらはメキシコを中心に自生、栽培されているというアオノリュウゼツラン。
アスファルトも突き破るパワーを持つ単子葉植物です。
「オバケアロエ」などという名前で日本の町中でもたまに見られる植物で、日本では約50年に一度、花を咲かせるという。
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その他、園内ではシャボテンソフトクリームやプレミアムシャボテンハンバーガーなど、メキシコ的なものも食べられるメキシコ的テーマパーク、伊豆シャボテン公園。
1960年代、日本中がサボテンブームに湧いた時代があり、その残光といえる老舗テーマパークの伊豆シャボテン公園ですが、動物放し飼いのゆるさだけでなくメキシコ文明推しの魅力も兼ね備えた、素晴らしい観光地になっています。
(訪問月2016年5月)