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荒川区西尾久にある都電車両展示広場、都電おもいで広場を娘とともに訪問してきました。
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都電に乗って、都電荒川線のちょうど真ん中あたりに位置する荒川車庫前停留場にやってきました。
この停留場はその名の通り、都電荒川線の車庫前にある停留場です。
荒川車庫の隣には「都電おもいで広場」という旧型都電車両の展示広場があります。
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都電おもいで広場は昔の都電停留場をイメージした広場で、開場は土日祝日の午前10時~午後4時まで、入場料は無料。
町中の小さな広場ですが、都電というのが珍しいのか外国人観光客なども訪問していました。
疲れたオーラを発揮する帝都の日本人に対し、外国人は笑顔であふれていますね。
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都電おもいで広場にはかつて都電として運行し、今はもう使われなくなった旧型車両が2両展示されています。
こちらはそのうちの1車両、旧7500形7504号車「学園号」。
昭和37年に製造された20両のうちのひとつで、平成10年に休止車となる前の数年間、通学用電車として朝のラッシュ時、大塚駅前~町屋駅前を走行する「学園号」として親しまれました。
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学園号に乗車してみました。
学園号という名前のとおり学生さん御用達の電車で、運用は平日のみ、それも7時に出庫で9時半には入庫してしまう朝方限定運用であったそうです。
ちなみに手前に乗っているのは都電のマスコットキャラクター、「とあらん」です。
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とあらん以外には、鉄道車両擬人化プロジェクト「路娘MOTION」の公式キャラクター「三ノ輪橋ひな」さんがお洒落な着こなしで乗車していました。
最近の社会は様々なものを擬人(娘)化しなければならない病にでも取り憑かれているのだろうか。
娘には変な幻想を持たない方がいいと思いますよ。
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我が家の娘は学園号の運転席でなにやらガチャガチャとレバーを操作していました。
操縦パネルにかけてあった運転手の制帽を被せてやろうとしたところ、「ぼうしかぶらない!」といきなり怒り出す娘。
そして「パパかぶりなさい!」と、自分の嫌なことは相手に押し付けるこの態度。
日に日に生意気になってきました。
娘を持つと、娘に対する変な幻想は粉々に打ち砕かれます。
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そんな学園号の前方にはもうひとつの旧型都電車両、PCCカーの5500形が展示されています。
5500形はアメリカの路面電車委員会が開発したPCCカーの製造権を購入し、当時の最新の技術を導入して昭和29年に作られたもので、この車両はそのうちの5501号PCCカーです。
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5501号PCCカーの車内はミニギャラリーになっており、昭和40代の都電の写真や、都電に関する看板や本などをケース内に収めた「おもいでグラフィティーボックス」などが展示されています。
5501号PCCカーは独特の流線型の車体と低騒音・高加速の高性能を誇り、1系統(品川駅~上野駅間)を昭和29年5月から昭和42年12月9日まで13年間走りつづけました。
東京都電は、その全盛期である1955年~1963年ごろには、40系統という日本の路面電車では最多の路線網を誇っていました。
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車両後部には都電全盛期のころの日本の町並みを再現した「おもいでジオラマ」があります。
車の少なかった昭和30年代ころまでの日本では、非常に便利な公共交通機関として帝都の交通の中心的役割を担っていた都電。
しかし自動車産業の発展によって車が増え始めると、路上を走る都電は渋滞に巻き込まれるようになりその利便性が失われてしまい、次第に車の邪魔者扱いになっていきます。
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都電は帝都におけるモータリゼーションの進展や東京メトロ、都営地下鉄の発達によって順次廃止されていき、今ではかつての都電27系統(三ノ輪橋~赤羽間)と32系統(荒川車庫前~早稲田間)を統合した都電荒川線のみとなりました。
そんな都電の、全盛期を走っていた旧型都電車両が展示された「都電おもいで広場」。
ここを訪れる子供たちに、在りし日の思い出を語り伝えています。
(訪問月2017年2月)