BlogPaint
文京区本駒込にある出版社、フレーベル館を歩いてきました。
DSC_0444
現在地は本駒込六丁目の名勝、六義園の南東側を通る一方通行路の歩道上です。
六義園は東京大空襲等の戦災による被害を受けず昔のままの姿を留めている庭園として、昭和28(1953)年特別名勝に指定されています。
左手の赤レンガの塀の向こう側が六義園で、この先には六義園の正門があります。
DSC_0445
そんな六義園正門の向かい側には、日本で幼児に絶大なる人気を博するキャラクター『アンパンマン』のシリーズの出版社、フレーベル館の本社があります。
我が家の子供たちもご多分に漏れずアンパンマンの熱狂的なファンで、家はアンパンマングッズで溢れています。
この日も普通に歩いていたんですが、50mくらい手前からフレーベル館本社前のアンパンマンを見つけて、駆け寄っていってしまいました。
DSC_0453
お馴染みのあんぱんで出来た頭部をもつ正義のヒーロー、アンパンマン。
最近私は、家でテレビといえばほとんどこのアンパンマンか機関車トーマスしか見せてもらっていません。
しかしアンパンマンの顔は丸みを帯びた不思議な魅力があって、毎日見てても飽きませんね。
DSC_0239
しかしよく知られた話ですが、もともとのアンパンマンはこんなにかわいいキャラクターではありませんでした。
アンパンマンの原型となった作品は、昭和44(1969)年に雑誌『PHP』で連載されていた『こどもの絵本(十二の真珠)』の第十回連載『アンパンマン』。
この時のアンパンマンは頭があんぱんでできたかわいらしいキャラクターではなく、太った中年の不格好なおっさんでした。
DSC_0240
しかし見た目は違えど、お腹の空いた人たちにアンパンを食べさせるという設定は変わりありません。
初代アンパンマンは懐からあんぱんを出し、子供に食べさせようとしますが、作中ではあんぱんなんかいらないと子供に拒否されています。
第二次世界大戦で従軍経験のあったアンパンマンの作者やなせたかしさんは、敗戦でそれまで信じていた『正義』がまったく変わってしまったことから、『力で敵をやっつけるのではなく、困っている人に食べ物を届けるという、国や立場によって変わらない正義』を求めて、初代アンパンマンを生み出したという。
DSC_0237
そんな初代アンパンマンの最期は、長い戦争で荒廃した国の、食糧がなく餓死寸前の子供たちにあんぱんを配ろうとしていた時のことでした。
子供たちにあんぱんを配るため空を飛んでいたところを、荒廃した国の軍に敵機と勘違いされて高射砲で撃墜されてしまったのです。
この長い戦争で荒廃した国とは、やなせたかしさんの従軍経験や戦中・戦後の体験を考えると、満州事変から15年戦った大東亜戦争末期の大日本帝国をモデルにしていると考えられます。
DSC_0447
高射砲で撃墜されてしまった初代アンパンマンですが、その後昭和48(1973)年に頭があんぱんになった二代目のアンパンマンが登場しました。
これが現在のテレビなどで見かけるアンパンマンですね。
本駒込のフレーベル館本社前には、その二代目アンパンマンの銅像が建っています。
DSC_0448
また本社前のアンパンマン、メロンパンナちゃん、ドキンちゃんの乗った展示ケースには、フレーベル館が販売しているグッズや本などが陳列されています。
子供たちは数々のアンパンマングッズを見て大興奮でした。
もし子供に何かプレゼントしなくてはならないときに迷ったら、とりあえずアンパンマングッズを買っておけば間違いないような気がします。
DSC_0449
展示ケースの隣には、フレーベル館のオフィシャルショップがあります。
ここでしか手には入らないフレーベル館オリジナルのグッズや幼稚園、保育園で使用されている教材も販売しているという。
ちなみに娘の通っている幼稚園でも、フレーベル館の教材を多用しています。
DSC_0450
オフィシャルショップ前に立てられた、お誕生日プレゼントキャンペーンを知らせる看板。
店舗では0歳から6歳までの子供が誕生月に来店するとプレゼントしてもらえるようです。
次は子供たちの誕生月に来たいと思います。
DSC_0452
店舗内には、アンパンマンを主力とするフレーベル館の商品が並んでいます。
それほど広くはない店舗ですが、子供に引っ張り回されながら見たため初代アンパンマンが掲載されている本『十二の真珠』を見つけることはできませんでした。
初代アンパンマンは陸軍の高射砲で撃墜されてしまいましたが、不格好なメタボのおっさんからこんな愛されるキャラクターに生まれ変われたならまあ、悪くはなかったのかもしれません。
DSC_0463
フレーベル館で一個のアンパンマンボールを買ってきました。
帰ってから子供たちで取り合いになってしまい、相方から「二つ買えばよかったのに」と言われましたが、子供たちには譲り合う心、共有することを学んでほしいです。
アンパンマンは自分の力がなくなっても、困っている人に救いの手と顔を差し伸べるのです。
娘と息子は仲がいいこともあって、すぐに譲り合って二人で遊んでいました。
(訪問月2018年4月)