山形県鶴岡市に旅行に行った際、有名な羽黒山を歩いてきました。
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鶴岡市役所から県道47号線を宮城県方向にひたすらまっすぐ進むとたどり着く羽黒山。 
羽黒山は標高414メートルの低山で、東京の高尾山より少し高い程度です。
近くにある月山、湯殿山とあわせて出羽三山と呼ばれています。
写真は羽黒山の国宝、羽黒山五重塔。 
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この羽黒山の山頂に、亡くなった祖先の霊魂を鎮めるための霊場があるというので見学してきました。
羽黒山頂には、羽黒山有料自動車道を使うと車で山頂まで登ることができます。
羽黒山頂には祖先の霊魂を祀る霊祭殿という赤い社があるのですが、霊祭殿の右奥には大量の地蔵や石塔、卒塔婆が建てられている霊場があります。
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霊場の手前にある地蔵群は水子地蔵です。
霊祭殿では、この世に生を受けられなかった水子の供養を行っています。
地蔵に被せられた帽子や着せられた子供服から、様々な事情で子供を産めなかった親の無念が伝わってきて切ない。
私ももしあやちゃんが流産してしまっていたら、きっと毎年供養を行い水子地蔵に服を着せていただろうと思います。
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罪悪感に繋がりやすい水子は、「悪いことが起こるのは水子の祟り」などと持ちかける悪質な霊感商法の格好の材料にもなっているといいます。
人の心の傷につけこむ詐欺は腹立たしく、また子を亡くした親の哀しみは図りしれないものと思いますが、生まれてこれなかった命のためにも、残された親は過去に振り切って未来に向かって強く生きてほしいと思います。
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水子地蔵の向かい側には、斜面に大量の卒塔婆が立てられています。
約90000本といわれるこの卒塔婆、その一本一本が祖先の霊魂を供養しています。 
階段右にある一際大きな卒塔婆は、東日本大震災で亡くなった方の慰霊のための卒塔婆のようですが、なぜか真っ黒に塗られていて、その隣に小さな「東日本大震災物故者慰霊位」の卒塔婆が立てられていました。
なんでこうなっているんですかね。
また、卒塔婆をよくみると「八つ裂きにされて半殺しのまま死んだ先祖の霊」とか「○○家先祖が殺害した修験者他拾三名の霊」とか「××家先祖に首を切られた一同の霊」とか書かれた卒塔婆もありました。
なんでこんなに生々しく具体的なんですかね。
(訪問日2012‎年‎7‎月‎30‎日)