今年ももう終わりですね…
来年はちょっと忙しいため更新が少なくなるかと思いますが、「帝都を歩く」をよろしくお願いいたします。
さて今回は、新潟県新潟市西蒲区にある酒蔵、宝山酒造です。
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宝山酒造は、明治18(1885)年創業という長い歴史を誇る醸造業です。
創業当時から使われているという酒蔵は、築130年以上という歴史ある建物。
弥彦神社と岩室温泉をつなぐ街道沿いに、白壁土蔵造りの重厚な酒蔵が建っています。
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この酒蔵は無料公開されており、中を観学することができます。
新潟で人気の観光スポットらしく、年間一万6000人以上の人が訪れるという。
なお見学には事前予約が必要となっています。
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酒蔵見学は酒造りの全体像がわかるようにルートが組まれています。
蔵の中を移動しながら解説を聞いていく形式で、所要5~10分くらいと長くはありません。
時期によってですが、実際に酒が仕込まれているナマの現場を見ることができます。
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こちらは酒蔵の中に並べられたサーマルタンク。
日本酒はこのタンクの中に水、蒸米、麹米、酒母(酵母)を入れて作ります。
日本酒醸造には温度管理が特に重要だそうです。
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酒蔵を見学した後には、酒蔵で造られた宝山の日本酒を試飲することができます。
酒蔵に隣接しているお座敷に通されますが、座敷の入り口にはミルクティー色の猫が一匹。
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この猫は「ミー太」という名前で、宝山酒造の看板猫だそうです。
ミー太はもともとは野良猫でしたが、蔵に遊びに来たところへ餌をあげているうちに、いつしか宝山酒造に住み着いてしまったという。
看板猫として可愛がられているようで、とても人懐こい猫でした。
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座敷ではにごり酒、純米吟醸、純米酒、本醸造(原酒)、本吟醸、吟醸といった宝山酒造の日本酒が試飲できます。
私はあまり日本酒には詳しくありませんが、全体的に口当たりがよく飲みやすかったと思います。
この座敷も古民家らしく歴史のありそうな場所で、こういったところで日本酒を飲むというのは粋なものですね。
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近年出荷量が減少しているというアルコール類の中でも、特に消費量が減少しているという日本酒。
しかし明治期における酒といえば日本酒のことで、日清・日露戦争の莫大な戦費は日本酒への酒税によって賄われたという。
当時の時代背景を考えながら、明治時代からの酒蔵を見学し、日本酒を試飲するというのも面白いと思います。
(訪問月2015年11月)