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千葉県夷隅郡御宿町にある、最明寺というお寺に「大日洞」という洞窟があるというので行ってきました。
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御宿は童謡「月の沙漠」発祥の地として有名な場所であり、月の沙漠のモデルである御宿海岸には童謡を記念して造られたブロンズ像もあります。
沙漠というからには広大な海岸を想像していたのですが、規模はそれほど大きくない、普通の海岸でした。 
月の沙漠は御宿では有名な場所なので立ち寄ったのですが、海岸自体はさして目新しいものでもなかったので、観光もほどほどに海岸沿いの道を西に向かい、最明寺を目指します。
「海のホテル」など宿が集まっている一角から北へ向かう道に入り、外房黒潮ラインを通り越し、そのまま外房線の高架下に向かって歩きます。
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外房線の高架を越えた場所にある天台宗最明寺。
ちょっと楽しいホームページもあります。
相方はこの寺を見て「かっこいいお寺」と評していました。
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門柱脇にある掲示板に貼られたちょっと面白いカレンダー。
「その気になれば 君を必要としている 仕事は必ずあります」
やる気があれば人間何でもできる!という意味なのか、選ばなければ君みたいな社畜を必要としている職場はいっぱいあるよ!という意味なのか図りかねます。
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境内には大きな鐘楼があります。
午前11時半と、午後6時(春日岸~秋彼岸)または午後5時(秋彼岸~春彼岸)に鐘をつくことができます。
ホームページで鐘の音を聞くこともできます。
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最明寺を訪問したのはまだ肌寒い3月初旬のことでしたが、境内には桜が咲いていました。
冬に咲く桜、ケイオウザクラでしょうか。
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目的の大日洞は、最明寺本堂の裏手にあります。
この洞窟は鎌倉時代の武士の納骨、供養所跡であるそうです。
鎌倉時代にはこういった洞窟は「やぐら」と呼ばれていました。
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洞内は真っ暗ですが、歩いていくとセンサーで右脇の照明が点灯する仕掛けになっています。
おお、これはすごい。
こんな洞窟まで節電が徹底されている。
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洞窟はそれほど長くもなく、入り口から15mも歩けば少し広くなっている終端に着きます。
洞窟終端の右側には大日如来が鎮座しています。
ちょっと顔のあたりが明るくなっているのは、フラッシュの影響でなく頭の上に照明があるからです。
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こちらは大日如来の隣、大日堂の突き当りに鎮座する波乗り観音。
波乗りというから他人の幸運に乗っかる観音様かと思いきや、家族や友人の健康や幸せ、来客や取引先の繁盛をお願いする観音様とのことでした。
こちらは照明がないため薄暗いです。
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大日如来の正面は洞口が開いていて、外から日の光が入ってきています。
それほど明るい光ではないですが、かすかな明かりが洞内をうっすらと照らし、大日洞は神秘的な雰囲気を醸し出していました。

ところで、大日洞の奥行きは15m位あったと思うのですが、ホームページには幅5.6m奥行き6m高さ5.8mと書かれています。
幅と高さはともかく、奥行きは明らかに違うだろうと思っていたのですが、この正面の洞穴がもともとの大日洞の入り口だったとすれば、奥行きは確かに6mくらいです。
昔はこっちが出入り口だったんでしょうか。
(訪問月2014年3月)