埼玉県川口市戸塚にある料理店、ベーカリーレストラン・グランシャリオで食事をしてきました。
運賃が高いことで定評のある埼玉スタジアム線こと埼玉高速鉄道線に乗って、東川口駅にやってきました。
埼玉高速鉄道は赤羽岩淵と戸塚安行以外の駅に、「南鳩ヶ谷駅/川口オートレース場最寄駅」「浦和美園駅/浦和美園とともに歩む埼玉りそな銀行最寄駅」など副駅名がついています。
ちなみにここ東川口駅の副駅名は「ピュアヴィレッジ東川口最寄駅」となっています。
埼玉高速鉄道東川口駅構内には、子供がいたら毎回ガチャをねだられそうな大きなガチャスペースがありました。
最近作ったもののようで、頭上の横断幕には「ガチャ始めました!目指せ!ガチャの聖地東川口」とノリノリです。
なんでもいいですが、聖地ってしようとして目指すものなんですかね。
さて、突然ですがこのゲームを知っている方がいらっしゃるでしょうか。
1999年3月4日にヴィジットから発売された「19時03分上野発夜光列車」というプレイステーション用ゲームです。
題名と画像の通り、かつて運行していた上野発の寝台特急急行列車、ブルートレイン「北斗星」を舞台とするゲームで、題名が「夜行」ではなく「夜光」となっているのがポイントです。
19時03分上野発夜光列車は背景画像の上に表示される文章を読み進め、時折現れる選択肢によりシナリオを分岐させるサウンドノベル型のノベルゲームです。
ゲームの大まかなストーリーは、何者かが北斗星の車内に持ち込んだ謎の生物「アルキュミア」が脱走・繁殖し、車内にいた人間を次々と殺害・寄生するというものでした。
私は少年のころこのゲームをプレイして、いつか寝台特急というものに乗りたいと思っていましたが、なかなか機会に恵まれないまま現在に至っています。
19時03分上野発夜光列車の舞台「北斗星」は2015年に運行廃止となっており、もう寝台特急として乗車することはできません。
しかし運行廃止となった北斗星の食堂車の1両が、今も東川口でレストランとして運用されているという。
その場所は、埼玉高速鉄道東川口駅の副駅名にもなっている、複数の飲食店が建つモデルタウン「ピュアヴィレッジ東川口」の中にあります。
ピュアヴィレッジ東川口の駅前通り側入り口付近に保存されている、2016年春にJR東日本の車両基地から移設された北斗星食堂車両「スシ24-504」。
スシ24-504は1988年から運行を開始し、2015年8月22日の引退までブルートレイン「北斗星」の食堂車として活躍しました。
運行当初の北斗星は日本初の豪華寝台特急とも言われ、食堂車では本格フランス料理や日本料理が提供され大変な人気を博していたそうです。
東川口にやってきたスシ24-504は現在「ベーカリーレストラングランシャリオ」として運用され、中でランチやディナーを提供しています。
グランシャリオとは、フランス語で「北斗七星」の意味です。
グランシャリオの入り口はピュアヴィレッジの古民家風の門をくぐって左手の階段を上がった先にあります。
東川口にやってきたスシ24-504は現在「ベーカリーレストラングランシャリオ」として運用され、中でランチやディナーを提供しています。
グランシャリオとは、フランス語で「北斗七星」の意味です。
グランシャリオの入り口はピュアヴィレッジの古民家風の門をくぐって左手の階段を上がった先にあります。
せ、狭い…。この狭さでは対向に人がきたら、譲りあうしかありませんね。
二人用の席と四人用の席が縦に並ぶ配置になっていて、厨房から店員さんが料理を運んできてくれるスタイルです。
外観もそうですが、内装もスピーカー、冷蔵庫、厨房、業務用時刻表や賞味期限表など「北斗星」運行時と変わっておらず、グランシャリオはいわゆる鉄道ファンの聖地となっているという。
ランチタイムはカレー、シチュー、ハヤシソース、デミグラスソース/トマトソースをかけたチーズハンバーグのセット(サラダ・スープ・ドリンク付き)から選べます。
写真はデミグラスソースチーズハンバーグですが、ハンバーグに乗ったチーズが星型でお洒落なのは、北斗星を表現しているのでしょう。
これにあわせてピュアヴィレッジ内のベーカリーで焼いた自家製焼き立てパンが食べ放題で、料理はとても美味しく大満足でした。
満足したところで、再度「19時03分 上野発夜光列車」の食堂車の場面を見てみましょう。
ゲーム中でも食堂車は、ほかの生存者と話し合ったり、アルキュミアと戦ったりと出番が多いです。
この画像と今の「グランシャリオ」内を比べてみると…
このとおりほとんど同一で、北斗星現役時代のまま極力手を加えずに保存されているようです。
車両が走っていないのは残念ですが、憧れの北斗星食堂車に乗って食事をすることができました。外観もそうですが、内装もスピーカー、冷蔵庫、厨房、業務用時刻表や賞味期限表など「北斗星」運行時と変わっておらず、グランシャリオはいわゆる鉄道ファンの聖地となっているという。
ランチタイムはカレー、シチュー、ハヤシソース、デミグラスソース/トマトソースをかけたチーズハンバーグのセット(サラダ・スープ・ドリンク付き)から選べます。
写真はデミグラスソースチーズハンバーグですが、ハンバーグに乗ったチーズが星型でお洒落なのは、北斗星を表現しているのでしょう。
これにあわせてピュアヴィレッジ内のベーカリーで焼いた自家製焼き立てパンが食べ放題で、料理はとても美味しく大満足でした。
満足したところで、再度「19時03分 上野発夜光列車」の食堂車の場面を見てみましょう。
ゲーム中でも食堂車は、ほかの生存者と話し合ったり、アルキュミアと戦ったりと出番が多いです。
この画像と今の「グランシャリオ」内を比べてみると…
このとおりほとんど同一で、北斗星現役時代のまま極力手を加えずに保存されているようです。
また一つ、自分の人生の目標を達成です。
グランシャリオの車窓から外を眺めると、雨が降っていて微妙に外が見えにくくなっていましたが、それが逆に風情があって本当に旅行をしているような気分になれました。
ブルートレイン「北斗星」現役時代の姿を残し、鉄道ファンの聖地となっているベーカリーレストラングランシャリオ。
鉄道好きな方も、ちょっと旅行気分を味わいたい方も、美味しいパンを山ほど食べたい方にもおすすめなレストランです。
(訪問月2019年6月)
(訪問月2019年6月)
コメント
コメント一覧 (2)
寝台列車はかつて何度か乗りましたが、なにげに食堂車は利用した事が無いんですよね。当時、乗車券と特急券の他に寝台券が最低でも5000円はしたので、夜行列車自体はよく乗っていても寝台車は数えるほどしか乗って無い。残念ながら
もう乗れないんですよねぇ。
こんにちは。
私もこんなところに北斗星の一車両があると知ってびっくりしました。
寝台列車に乗るのは憧れで、私もいつか乗りたいです。
カシオペアなどがまだ運行されているようで、やろうと思えばできなくはないんですが、なかなか時間が許してくれませんね。
少し前に同僚が乗ったそうですが、なかなか予約が取れなかったみたいです。