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江戸川区東葛西にある博物館、地下鉄博物館を歩いてきました。
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娘に「電車の博物館に連れてけ」と言われたので子供たちを連れて地下鉄博物館にやってきました。
地下鉄博物館は、東京メトロ東西線葛西駅を降りてすぐの高架下にありアクセスは良好です。
大人220円、4歳以上の子供100円と入館料もリーズナブルですね。
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入り口の改札を入ってまず目の前には、特徴的な赤地に白帯塗装の車両が保存されています。
かつて丸ノ内線を走っていた昭和29年製の営団300系301号です。
当時の鉄道車両は地味な塗装が多かったため、斬新な塗装として注目されました。
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営団300形301号は車内に立ち入れます。
外観の赤地に合わせているのか、車内はピンク色でした。
車内は子供よりも、子供を放って休憩していると思われる大人が多かったです。
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こちらは経済産業省認定の近代化産業遺産、東京高速鉄道100形129号車両。
東京高速鉄道株式会社が銀座線渋谷~新橋間の地下鉄開業に備えて昭和13(1938)年に製作した車両です。
銀座線が昭和23(1948)年に現在の黄色になる前は、こんな都電っぽい塗装だったようです。
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同じく経済産業省認定の近代化産業遺産・トンネル側壁コア。
東京地下鉄道の上野~萬世橋間の工事で昭和4(1929)年頃に作られた鉄筋コンクリートの側壁の一部です。
側壁は鉄筋コンクリート、黒いアスファルトの防水層、防水層を貼り付ける下地の薄いモルタル、という三層構造になっており、トンネルへの地下水の染み出しを防いでいました。
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こちらは2017年9月に国の重要文化財に指定された、日本初の地下鉄車両・東京地下鉄道1000形1001号。
昭和2(1927)年、東洋で初めての地下鉄が上野~浅草間で開業したことに合わせて製造された国産の車両です。
外観は明るい黄色で、これは当時ドイツのベルリン地下鉄を走っていた車両を模範としているそうです。
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1000形は鋼板接合のために、縦横にどかどかと大量のリベットが打ち込まれているのが特徴です。
このリベットだらけの物々しい外観は、アジア・太平洋戦争中の陸軍の主力戦車・九五式軽戦車九七式中戦車を連想しました。
溶接技術が未発達だったためのリベット接合ですが、攻撃を受けた際は飛び散ったリベットが搭乗員を傷つけて危険だったという。
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東京地下鉄道1000形1001号の車内は立ち入り禁止になっていて、昭和初期の人を模したマネキンがいます。
みんな高そうな服を着て、裕福そうな感じですね。
貧富の差が激しかったこの時代、今と比べてどれくらいの人が地下鉄に乗れたんでしょうか。
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そんな車内に掲げられた当時の「おことわり」。
一 たばこをのむこと
一 たんつばをはくこと
一 かほやてをまどからだすこと

今の「タバコを吸う」ことは、当時「タバコをのむ」と表現していたんですね。
意外とレベルの低いことが書いてありますが、まあ当時はこんなものだったんでしょう。
(訪問月2019年12月)