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千代田区神田駿河台にある、明治大学博物館を歩いてきました。
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明治大学博物館は、JR御茶ノ水駅や東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅近くにある明治大学の構内にあり、無料で見学することができます。
この博物館の中には刑事部門として中世の和洋の拷問器具や処刑道具が展示されている区画があり、中でもニュルンベルクの鉄の処女は必見です。  
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こちらは日本、江戸時代の処刑用具。
左は火刑で罪人をくくりつける柱で、罪人が逃げられないよう竹枠が組んである。
右は男性の磔刑に使われる磔柱。
罪人はこの柱に大の字にくくりつけられ、死刑執行人に槍で30回ほど突かれることとなる。
突き刺しは絶命しても継続されるため、鮮血が噴き出し内臓がかきだされ凄惨な有り様だったという。
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こちらは鋸挽きの刑に使用された台。
鋸挽きの刑は、罪人をこの箱の中に入れて首だけ出させ、両脇の鋸でちょっと首を傷つけてから道中にさらし、通りかかった人に少しずつ鋸を引かせようという刑。
実際には通りがかりの人に鋸を引かせる意図はなく、もっぱらさらし者にする刑であったようです。
ある時本気で鋸を引く者が出てしまい、幕府は慌てて鋸を撤去する羽目になったんだとか。
罪人はこの刑で3日間晒し者になったのち、磔刑になります。
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当時は刑場にはこんなようなのぼり旗が立っていたようです。
梟首とは獄門、晒し首のことで、打ち首の後に死体を試し切りにし、刎ねた首を台に載せて3日間晒し者にする公開処刑の刑罰。
今の価値観でいえば、酔っ払って家族に暴行をする旦那にも充分問題があり減刑の余地もありそうですが、当時はやはり夫殺し、父親殺しは特に重罪だったんでしょうね。
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明治大学博物館刑事部門の目玉のひとつ、ギロチンのレプリカ。
人力による斬首の苦痛を和らげるために、革命期のフランスによって開発された人道的処刑用具。
ルイ16世やマリーアントワネット、ロベスピエールなどフランスの歴史的著名人が、このギロチンの露
と消えることとなる。
想像していたものよりも小さかったのでちょっと拍子抜けしました。
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もうひとつの目玉、ニュルンベルクの鉄の処女。
この像は、中が空洞になっており、罪人を中に入れて像の内側に備え付けられた針で突き刺す拷問用具。
中世ドイツにおいて、拷問及び処刑に使われたと言われている。
三角帽子と胸飾りは、昔流行した衣装であるそうです。
ニュルンベルクはドイツの南部、バイエルン州の市で、この鉄の処女はニュルンベルクで作られた鉄の処女の複製品です。
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鉄の処女の内部。
針は人体を貫通するほどに長く、どうみても閉じ込められたら生存の余地はなさそうだ。
なお足元は落とし扉になっており、絶命した罪人の死体は下に落ちる設計になっていた。
罪人を処刑するだけでなく、死体まで片付けてくれる親切設計の鉄の処女。
その異様な姿は、こうして明るい博物館で見るだけでも背中のあたりがひんやりしてくる。
罪人が暗い地下室でこれを見せつけられたら、さぞ恐怖に慄いたことだろう。

明治大学博物館の売店には、赤い鉄の処女Tシャツが販売されています。
話のネタにひとつ買ってみてはいかがでしょうか。
(訪問日2012‎年‎5‎月‎12‎日)