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埼玉県八潮市、パキスタン料理店「カラチの空」を訪問してきました。
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埼玉県八潮市。
帝都・東京に隣接する埼玉県東南部のこの市は、最近、在日パキスタン人が多く住む町として、「ヤシオスタン」などと呼ばれているという。
果たしてどのようなところなのだろうかと思い、訪問してみました。
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というわけでやってきましたヤシオスタン。
平日の昼間に来たのですが、確かに町を歩く人の中に、日本人にまじって南アジア出身っぽい人が多い気がします。
埼玉県東南部は川口、草加、越谷、三郷など在日外国人が多い都市ばかりですが、ここ八潮市もやはりその傾向であるらしい。
しかしそれだけでは、ヤシオスタンなどとは呼ばれませんね。
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「ヤシオスタン」と呼ばれる所以はこれです。
八潮市役所の周辺に、3軒の本場パキスタン料理店があること。
まあ、繁華街などに行けば珍しいことではありませんが、八潮の、駅から離れた住宅地においては、なかなかないことでしょう。
この三つのパキスタン料理店には、多数の八潮在住在日パキスタン人が通っているらしく、「ヤシオスタン」の中心になっています。
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「ヤシオスタン」を知るためには、これらパキスタン料理店に入るしかありません。
さすがにハシゴは無理なので、一軒を選びたいと思います。
三つのパキスタン料理店の中で選んだのが、『カラチの空』。
決め手は駐車場があったことです。車で行ったので。
ただし、駐車場はあるにはありますが、わかりにくいので一旦車を降りて店の従業員に聞いた方がいいです。
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外観は、窓ガラスに描かれた象など、いかにもパキスタンっぽい雰囲気を醸しだしているお店です。
店内の照明がかなり暗いため、外から店の中が見えにくくちょっと入りにくいですが、勇気を出して入ってみましょう。
ちなみにカラチとは、パキスタン南部にあるパキスタン最大の都市で、人口1000万を越す世界有数のメガシティです。
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店内に入りました。
特に店の人による案内がなかったので、適当に座っていいようです。
ざっと見たところ従業員に日本人はおらず、全員あちらの国の人でした。
店内は、現地のものと思われる香辛料や調味料なんかがところ狭しと置いてあったり、ハラルフード?が置いてあったり、テレビはパキスタン国内の放送のものと思われる映像が流れていたりと、行ったことはありませんがパキスタンに来たような雰囲気です。
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オーダーを取りに来たパキスタン人の店員さんは、普通に日本語がしゃべれて、パキスタン料理に詳しくない我々が料理について質問するとあれやこれやと答えてくれました。
具体的に言うと、相方が辛い料理が苦手なので、辛くない料理はどれかと聞くと、この料理とこの料理は辛くない、と教えてくれるレベルです。
フレンドリーな店員(店長?)さんで、その後も何度か料理が辛くないかどうか聞きにきてくれました。
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ランチメニューを注文。
ランチは640~1450円までの四種類の等級があって、今回は1250円のランチを頼むことにします。
二種類のカレーが選べるので、マトンカレーとほうれん草カレーを選んでみました。
ナンに2種類のカレーと、真っ赤なチキンティッカ、サラダにドリンク。
なかなかの量です。

それではいただきます…
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…うまい!
本場のカレーゆえにけっこう辛いのかなと覚悟していましたが、マトンカレーはどちらかと言うとマイルドな味で、とても美味しい。
辛いのが苦手な人でも充分食べられると思います。
ほうれん草カレーは若干苦めでクセがあり、ほうれん草が好きな人でないとあまりお勧めできないかも。
私は好きなんですが。
ナンは二等辺三角形のもので、外はパリッ、中はもちもちで食の進みを助けてくれます。
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なによりこのランチ、見た目以上に量が多かったです。
お腹を減らして来たのですが、完食するまでに結構な時間がかかりました。
これだけ食べて1250円なら、再訪する価値は十分にあると思いました。
多数の在日パキスタン人が食事を摂るパキスタン料理店『カラチの空』。
その異国情緒を味わいに行ってみてはいかがでしょうか。
(訪問月2015年10月)