茨城県牛久市の巨大大仏、牛久大仏の立つ牛久浄苑を歩いてきました。
牛久大仏は1992年、浄土真宗東本願寺派本山東本願寺によって造られたブロンズ製の巨大大仏立像です。
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牛久大仏へはホンダのオートバイCB750に乗って、ツーリングで行きました。
牛久大仏は国道6号線からやや離れた、市街地でなく畑や森林が生い茂る特に目印のない一帯にあるのですが、大仏が巨大すぎて木々の間からその頭が見えるため、道がわからなくなってもなんとかたどり着けます。
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牛久浄苑はおおまかに分けて3つのエリアに分かれます。
庭園部分と、ウサギやタイワンリスなどと触れあえる小動物公園、そして胎内巡りができる牛久大仏です。
見所はもちろん牛久大仏ですが、大仏裏にある小動物園もなかなか面白いです。
入場料は庭園と小動物公園だけなら500円、牛久大仏胎内巡りとセットなら800円。冬季は100円割引になります。
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小動物公園、リスの家でみたシマリスより一回り大きく攻撃的なタイワンリス。
餌のひまわりの種を持っていると体に乗っかられて餌を奪い取られます。
下手をすると腕に引っかき傷をつけられたりするので注意。
町田リス園のタイワンリスほどあつかましくはなかった。
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やる気のないヤギ。
近づいても、人間うぜえとばかりに無視して寝てます。
触っても無反応。
人間なんて路傍の石と同じなのです。
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動物と戯れて ツーリングの疲れも癒されたので、続いて牛久大仏の胎内に入ってみます。
近くで見るととてつもなく大きな牛久大仏。
その全高は120メートルで、自由の女神の3倍。 
ギネスブックには「世界で一番大きなブロンズ製の大仏」として登録されています。
こんな巨大なものの中を上まで歩いてはいけないので、複数のエレベーターを乗り継いで牛久大仏の上まで向かいます。
写真で見える牛久大仏の胸の穴の位置が観光客が行ける一番上の場所です。
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牛久大仏一階「光の世界」
いきなり正面に金ピカの阿弥陀様が立っておられます。
ライトアップされているのは、阿弥陀様の深く大きなお心を表しているのだとか。
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暗い広場の中でライトアップされる小阿弥陀如来。
なんだかまるでプラネタリウムみたいです。
光の世界は厳かな静寂と不思議な安堵感に満ちたありがたい場所とのことですが、なんともうさんくさくてちょっと不安になってしまいますな。
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とても大仏の胎内とは思えないような近未来的な空間を進んでいきます。
しかしうさんくさいとは言っても、あきれてしまうというわけでなくこれから何があるんだろうかとわくわくしてしまうような感じです。
過剰な演出がワクワク感を煽ってくれます。
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光の世界からエレベータに乗り、一気に4・5階の「霊鷲山(りょうじゅせん)の間」へ。
4・5階といっても地上80~85mの位置にあります。
「霊鷲山」とは釈尊ゆかりのインドの地名とのこと。
この霊鷲山の間にある、牛久大仏の胸や背の穴から下界を見下ろすことができます。
写真は胸の穴からのもので、牛久大仏への参道がきれいに見えます。
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霊鷲山の間からエレベーターを使って3階におります。
ここは牛久大仏の足元にある蓮の花の部分にあたる場所で、地上20~30mの「蓮華蔵(れんげぞう)世界」
約3400体の黄金の胎内仏に囲まれた金色の世界です。
入った途端、おお~と感嘆の声が洩れてしまうほど煌びやかな間。
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所せましと壁一面に敷き詰められた黄金の胎内仏。
ここにきて観光客の誰かが「(これまであまり面白くなかったけれど)やればできるじゃん!」とか言っていました。 
あまり仏教、仏像に興味はないけど牛久大仏の大きさに魅かれてやって来た、という方にもこの光景は圧巻だと思います。

ギネスブックにも登録され、B級スポットとしても有名な牛久大仏。
行ったことのない方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(訪問日2013年5月3日)