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埼玉県川越市のデパート屋上遊園地、丸広百貨店わんぱくランドを歩いてきました。
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丸広百貨店わんぱくランドは、バンダイナムコアミューズメントが埼玉県川越市の「丸広百貨店川越店」の屋上で運営する遊園地です。
その開園は1968年で開園から51年と、すでに半世紀にわたって営業している歴史ある屋上遊園地です。
今ではとても珍しくなりましたが、昔はこういうデパートの屋上遊園地があちこちにありました。
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訪問日はゴールデンウィーク期間中であったこともあり、わんぱくランドは家族連れで大変賑わっていました。
わんぱくランドでは回転する飛行機「わんぱくエアプレーン」やてんとう虫型のモノレール「わんぱくビート」など、6階建て百貨店のさらに上を飛ぶ遊具が楽しめます。
こちらは初めてきた屋上遊園地ですが、昭和レトロな遊具の数々にはどこか懐かしい気分にさせられます。
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有名なわんぱくランドのシンボル的屋上観覧車「わんぱくホイール」。
現役稼働している観覧車のある屋上遊園地は、2019年5月現在では全国的に2か所しかなく貴重なものであるという。
もう1か所は、東京都大田区の東急プラザ蒲田屋上にある「かまたえん」です。
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そんな稀少価値のあるわんぱくランドですが、2019年9月1日をもって閉園することになりました。
理由は丸広百貨店の耐震補強工事のためとのことで、この工事によって屋上遊園地は閉鎖され、新しく造られることはないようです。
まあ、1982年から38年連続で15歳未満の子供の数が減少している少子化の時代の中では、やむを得ないことなのかもしれません。
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そんな閉園する屋上遊園地の片隅には、民部稲荷という神社が建立されており、丸広百貨店の守り神として祀られています。
民部稲荷神社には「まんが日本昔ばなし」でも紹介された相撲を取った狐の伝説があり、足腰健康のご利益があるそうです。
屋上にいきなり神社があったりするのも、昭和の建物ならではと言えるのかもしれませんね。
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民部稲荷神社から東側は屋上ビアガーデンになっており、昼間帯はガランとした広場になっています。
ビアガーデンには、昔はヒーローショーとかをやっていたんだろうなと思われる特設ステージがありました。
ステージ自体は今も使われているようで、キッズダンスフェスティバルやアンパンマンショーなどが行われているという。
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ビアガーデンの隅っこには、なぜか観音開きのドアがついた立派なトイレがありました。
今の商業施設では各階にトイレがないケースも多いですが、ここでは屋上にもトイレがあるという徹底ぶりで、これも昔ながらと言えるのかもしれません。
屋上の端っこにあり、上に貯水槽?があるトイレというロケーションが、なんだか心霊スポットっぽい。
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わんぱくランド入り口には、募集した閉鎖されるわんぱくランドへのメッセージや思い出写真などが展示されている屋上遊園地おもいで広場が設置されていました。
私も子供のころ、どこに行ったのかは覚えていませんが、こういった屋上遊園地で「忍者くん阿修羅ノ章」というアーケードゲームを一生懸命プレイした懐かしい記憶があります。BGMがとてもいいゲームでした。
かつてデパートの屋上は子供にとって心躍る特別な世界でしたが、こういった昭和の懐かしい場所がまたひとつ消えていくのは寂しいものですね。
(訪問日2019年5月)