子供たちがやりたいというので、剣道をやらせ始めました。
剣道は私が教えられる数少ない運動の一つで、まずはまっすぐに構えてまっすぐ打突する基本の姿勢と動作を反復練習しています。
最初はふにゃふにゃと遊び半分にやっていた子供たちですが、だんだんと真面目に取り組み、真っ直ぐストレートに斬り込めるようになってきました。
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実際の現場で使うことはないと思われる剣道ですが、これをやっているととても大事なことが体得できると私は思っています。
それは、厳しい訓練や相手との試合を経験した果てに身体の中に宿る、まっすぐな一本の芯みたいなものです。
「芯棒」とでも呼びましょうか。
何があってもぶれず、揺るがず、惑わされないストレートな一本の芯棒、これが身体の中にあるかないかで、人生は大きく変わっていくような気がするのです。
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剣道では同じ面の打ち合いでも、真っ直ぐに打ち込んだ方が勝ちます。
今はSNSの普及などにより、他人の評価や価値観を必要以上に気にして生きる時代になっているように思われます。
子供たちにはそうした「対人の世界」に惑わされず、真っ直ぐな芯棒を宿して自らの人生にストレートに斬り込んでほしいと思います。