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ついに帝都・東京を含む1都3県に緊急事態宣言が再発令されてしまいました。
都内では毎日2000人を超える新型コロナウイルスの新規感染者が出ているとかで、そう言われるとなかなか子供たちを人の多い公園で遊ばせることはできません。
仕方がないので子供を連れて、人が少なそうな陸軍赤羽射撃場跡地、北区立赤羽台さくら並木公園にやってきました。
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外出を禁止する強制力はない、なんとも中途半端な緊急事態宣言ですが、これが出されるとやっぱり生活が普段とは変わってしまいます。
前と違って衛生材料の不足は解消されましたが、また自粛警察みたいなのが現れて監視社会になりそうな感じです。
ちなみに戦時下では、しゃれた格好をしていると「国防婦人会」や「愛国婦人会」などの人に肩をたたかれ「華美な服装は自粛いたしましょう」と国賊扱いされたそうです。
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赤羽台さくら並木公園には、陸軍赤羽射撃場のものと言われる防空壕が保存されています。
陸軍赤羽射撃場跡はこのブログでも何度か取り上げているので詳細は割愛します。
昭和の軍事遺跡なんか見に来る人はほとんどいないので、緊急事態宣言下の外出先としてはいいのかもしれませんよ。
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ちなみに防空壕は構築する際、できるだけ出入り口を二か所以上作る必要があったという。
穴が一か所だと通気ができないため、壕内で窒息してしまうからです。
今回の新型コロナウイルス騒動でも、換気の悪い閉鎖空間でのクラスターが問題になっていますね。
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アジア・太平洋戦争末期、沖縄、硫黄島、ペリリューなど戦場の防空壕はどこも死人と負傷者で一杯で、生き残った者も飢えと渇きに襲われていました。
終わりなき飢えと渇きに人間性を失った将兵たちはわずかな水と食糧をめぐって殺し合い、そこに米軍の攻撃が加わって暗黒の壕内は地獄絵と化していたという。
新型コロナウイルスのために暗くなっていくように感じられる未来ですが、当時に比べりゃまだまだ今は明るいので、やがて来る未来はより明るいと信じて、今後も頑張っていきましょう。
暗いニュースばかりを垂れ流して人々を煽り立てるメディアにはいちいち踊らされず、きちんと自分の頭で判断することが大事だと思います。