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荒川区荒川の区立公園、荒川自然公園を歩いてきました。
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子供たちは夏休み、都電荒川線に乗って荒川二丁目停留場までやってきました。
この停留場の東隣は、以前訪問した旧三河島汚水処分場になっています。
その汚水処分場の北側には、白鳥の棲む池などがある自然豊かな荒川自然公園があります。
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白鳥の池の北側には、ネットと金網で仕切られた「昆虫観察園(インセクト・サンクチュアリー)」という小さな空間がありました。
この昆虫観察園には多数のカブトムシが放し飼いにされていて、触ることはできませんが間近で生態観察をすることができます。
荒川自然公園の昆虫観察園は期間限定で、毎年6月中旬から7月末くらいまで(今年は8月1日まで)開かれています。
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昆虫観察園の植え込みの中にはちょうどいい大きさに切断された木があちこちに置かれていて、そこにカブトムシがうじゃうじゃと群がっていました。
訪問したのがちょうど昼時だったためか、すごい数のカブトムシが木に塗られた樹液ゼリーに集まって液を啜っています。
カブトムシのいる植え込みには入れないものの、図鑑や虫かごの中でしかカブトムシを見たことがない我が家の子供たちは大興奮でした。
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昆虫観察園で見られたのは立派なツノのついたオスのカブトムシがほとんどでした。
メスはほとんど植え込みの地面にもぐって引きこもっているらしいです。
飼育員さんに聞いてみると、オスはひきこもりたくともツノが邪魔して地面に潜りにくいんだとか。
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そのツノを使って、鍔迫り合いのような喧嘩をしているカブトムシのオスたち。
ツノを使って相手を投げ飛ばすカブトムシの力強い雄姿は圧巻だったらしく、子供たちは戦いを見ては歓声を上げていました。
「なぜ喧嘩をするのか」と娘に聞かれたので「樹液を飲みやすい場所を確保するため、相手を押し出している」と答えると、「樹液はいっぱいあるから喧嘩しなくていいんだよ」などと呼びかけていました。
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東京オリンピック2020とコロナによる緊急事態宣言で、今年の夏は子供たちの遊び場が少なくなってしまいましたね。
ここに来る途中、都電の中で娘の同級生とそのお母さんに会いましたが、やはり子供を連れていく場所がなくて困っていました。
8月1日までですが、カブトムシがたくさん見れる昆虫観察園は子供におススメで、そのほかにもアスレチックがあったり交通園があったり自然がいっぱいの荒川自然公園は子供たちの外出先にうってつけの場所かなと思います。
(訪問月2021年7月)