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江東区有明の防災体験学習施設、そなエリア東京を歩いてきました。
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子供たちを連れて、ゆりかもめ有明駅前にあるそなエリア東京にやってきました。
そなエリア東京は、地震発生後の支援が少ない72時間をいかに生き抜くか、を学ぶ防災体験施設です。
被災地を模したジオラマの中を歩きながら、貸し出しのタブレット端末を使用したクイズやARによって、防災について学んでいきます。
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受付をして体験ツアーの時間になると、タブレット端末を受け取ってこのエレベーター前に集合します。
10Fと書いてありますが、これは想定上の話ということで、ここは受付のある一階です。
駅ビルのエレベーターに乗って、下降中に震度七の地震が発生し、緊急停止したエレベーターを出てから、停電した従業員通路を通り、避難誘導灯と非常放送に従って外に出るという設定でツアーが開始します。
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外に出ると、そこは緊急災害速報やサイレンの音が鳴り響く被災地となっています。
地震によって傾いてしまったビルや火災の発生しているラーメン屋などがあり、建物に近づくのは危険な状況です。
私は東日本大震災の時、被災地になった石巻に約一か月いましたが、大規模災害直後は被害が甚大すぎてどうしたらいいのかわからなくなるような絶望感があります。
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被災地を歩き、タブレット端末が指定する地点に移動し、その場所で出題される二択のクイズに回答します。
ここではトラックが電柱に衝突し、倒れた電柱からは電線が垂れ下がっており、タブレットには「危ないのは落ちかかっている看板ですか、それとも垂れている電線ですか」などといったクイズが出題されています。
車が激突して折れて倒れてしまった電柱というのは何度か見かけたことがありますが、なんとかして車の衝撃に耐えられるような強度をつけられないもんでしょうか。
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被災地を歩いていると、タブレットに「ARを見てみよう」という表示が出てくる箇所があります。
この場所で見れるAR(拡張現実)は、ガラスがビルの上からバラバラ落ちてくるものでした。
貸してもらったタブレットによって見れるARが違い、ひとつのタブレットでひとつのARしか見れないようですので、複数人で行ったときは複数のタブレットを借りた方がいいかもしれませんな。
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液状化現象によって膨れ上がり、危険な状態になったマンホール。
埋立地であるここ東京湾岸エリアは、どこも液状化現象が発生しやすくなっています。
台場を始め、高層マンションが林立するようになった東京湾岸エリアですが、液状化対策は大丈夫なんでしょうかね。
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倒壊した家屋の下からは、女性の助けを求める声が響いていますが、その先では大きな火の手が上がっています。
本来であれば直ちに助けるべきなのでしょうが、短時間でかつ独力でそれができるならばともかく、それができそうにないなら救援を求めるなり別の手段を考えるしかありませんな。
地震直後の被災地ではあちこちから救援の訴えがあるので、それにひとつひとつ対応していると、自分を窮地に追いやることにもなりかねないという難しさがあります。
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被災地を抜けると、安全である避難所に辿り着き、ここで想定は終了です。
ただ避難所に辿り着けばこれで安心というわけではなく、たくさんの人がいるところだから支援の手が充分に届くわけではないという。
よって、平素から災害時いつでも避難所に持っていける非常持出袋を準備しておくことが大事というわけですが、わかっていてもそれがなかなか難しいものです。
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そなエリア東京での学習以降、子供たちはすっかり地震が怖くなったようで、緊急地震速報が鳴ったら、棚などから離れるようになりました。
帝都東京では近いうちに、歴史的に南関東で繰り返されている首都直下型地震が来ると予想されています。
来るべき大規模災害に備えるためにも、そなエリア東京で身をもって学習し知識を深めておくのはいいことかもしれませんね。
(訪問月2022年3月)